CMとは、発注者の代行者であるCMr(コンストラクションマネジャー)が、中立性を保ちつつ、計画・設計・施工の各段階において設計・施工の発注方式の検討、工程管理、品質管理、法令遵守などの各種マネジメントを行う手法を示す。CMの導入により、基本構想や基本計画を踏まえた設計・施工での最適な発注方式の採用やスケジュール・予算の超過防止が可能となる。持続可能な病院づくりに有効として総務省も推奨しているが、具体的な内容や効果が報告される機会は少ない。こうした状況を鑑み、本稿では病院再生におけるCMの役割を特集する。